【ロードバイクでキャンツー】 キャンプ未経験者がキャンプ道具をゼロから揃えてみる

杜のテラス_アイキャッチ キャンプツーリング
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自転車に乗って100km、200kmを走る。標高1,000mの山を自転車で登る。
非日常的な体験です。
人間というものはおかしなものでこの非日常を何度か味わってしまうと感覚がマヒしてしまい、いつのまにか日常となってしまいます。
新たな刺激を求めた結果思いついたのがキャンプツーリング、略してキャンツーです。

キャンプ未経験者は道具から揃えねばなりません

私はこれまでアウトドアとは全く無縁な人生を送ってきました。

キャンプは生まれて初めての経験でBBQですら片手で収まるほどの回数しかやったことがありません。
当然ながらキャンプ道具なんて一切持っていません。

道具一式揃えるのはお金さえあれば簡単です。ひと昔前までなら簡単でした。しかしこのモノが豊富にあり、それがインターネットで簡単に買えてしまう時代です。例えば「寝袋」一つ検索しても選択肢がありすぎて多すぎてどれを選んでよいのかとても大変。ある意味キャンプ本番よりもここが苦労しました。

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まずは必要最低限の道具は何が必要かを考えてみる

必要最低限の定義とは「寝る」「食べる」とします。
ざっくりと「テント」と「寝袋」と「火」と「鍋」があれば良いのかなぁと考えていたのですが甘かったようです。芋づる式に必要なものが増えていきます。
以下、私が揃えたもの。

キャンプ道具
・テント
・寝袋
・バーナー
・クッカー

その他
・シートパック
・バックパック

今回の記事では「テント」「寝袋」をご紹介します。

テント

重視したのは「軽さ」「広さ」「設営の簡単さ」の3つです。

この3つの要素ですが、どれか一つを優先するとどれか一つ(または二つ)を犠牲にしなくてはならないんですね。

私はただ寝れたらいいというだけではなくて、テントの中で座れて荷物を広げて整理したいという点も考慮しました。くぅ、もどかしい。

テントをネットで検索してみるとこんな値段で大丈夫か?というテントがわんさとヒットします。大袈裟な話かもしれませんが命を預けるテントです。1万円以下のテントは華麗にスルーしましょう。

価格の下限を設定することにより「あ、このブランド聞いたことある」というところまで絞り込めるでしょう。私はそこから近くにリアルショップがあり使い心地や品質を実際に試して確認することができるという条件で絞り込むことにしました。そこで最終的に選んだのが日本のアウトドアブランドの雄「モンベル」です。

そのモンベルからロードバイクでキャンツー用に適したモデルを3つピックアップしました。

モンベル ムーンライトテント 1型

月明かり(ムーンライト)の中でも簡単に設営可能というコンセプト

テントの設営や撤収の簡単さはキャンプ初心者にとってはとても重要なこと。このテントのセールスポイントはとにかく設営が簡単ということ。


結果私は広さを優先し「ムーンライトテント 2型」を購入しましたが後悔しました。

たった700gを甘く見ていました。

1型は1.65kg、2型は2.39kg。2型は寝袋を入れても余ったスペースにリュック内の荷物を思い切り広げることができます。

当初の希望通りなのですが2.4kgという重量が自転車に乗っている時に予想以上にきつかった。走れないことは無いですが、坂道で余計なパワーを使ってしまうのと他に持っていきたいものもたくさんあるので少しでも削っておきたいところでした。

モンベル クロノスドーム 1型

ポールを直角に交差させるという独自のバーティカル・クロス・システム(特許取得済)の採用で広い居住空間を可能にした3シーズン対応のテント

広さは寝袋を入れても少しスペースに余裕ができる。

ペグなども含む重量は2.19kgとムーライト1型に比べるとやや広いがやはり2kg超えは重い。

やはり居住性と軽さは両立できないのか。

モンベル ステラリッジ テント2

世界トップクラスの軽量性と剛性を実現。別売のフライシートやスノーフライ、グラウンドシートなど、豊富なオプションとの併用で、オールシーズンあらゆる状況に対応します。

最後にステラリッジテント2です。

居住性も確保しながら1.43kgという軽さです。

設営の簡単さという点においてはムーンライトテントに少し劣りますが、寝袋が2つ入るというスペースの広さでこの軽さを実現している点で行くと目を瞑れます。

レインフライが別売りで12,000円(税別)なので総額のコストは上がってしまいます。

テントまとめ

居住性、軽さという部分ではステラリッジテント2がおすすめです。

私は設営のしやすさと居住性を優先したのでムーンライトテント2型にしました。

しかし居住性を重視した結果とても重くなってしまい、正直少し後悔はしています。

バイクパッキングの技術がまだ未熟なのでそのスキルが向上すれば重さの負担も少しは軽減できるかもしれません。

ただ一つ言えるのは「軽さ」て「コンパクトさ(収納時)」を重視したほうが後々絶対に良いという事です。(って買う前の自分に言ってやりたかった)

寝袋

こちらも本当にたくさんの種類があります。

ダウンか化繊か、1シーズンだけしか使えないのか、それとも3シーズン使えるか。睡眠にかかわることなのでこれは本当に悩みました。

ひとまずネットで調べてメジャーブランドのいくつかをピックアップしそこから選ぶことに。
チョイスしたブランドはモンベルナンガイスカの3つです。

次に使用する期間。そもそも寒さに弱い私は真冬はキャンプどころかライドもしなくなります。
というとは真冬を除く3シーズン使える寝袋という事になります。

季節に合わせた寝袋を用意するなんて経済的余裕はありません。

ネットのインプレ記事やアウトドアショップの店員さんへの聞き込みで各ブランドで以下のモデルに絞ります。

モンベル

800フィルパワーの高品質ダウンをボックス構造で封入し、軽量コンパクトながら高い保温性を備えたスリーピングバッグ。汎用性に優れ、夏の高山から冬の低山キャンプまで一年を通して使用できるモデルです。

寝相があまりよろしくない私には素晴らしい技術が搭載されています。
ショップで実際に試してみましたが腕や脚を伸ばしてもある程度伸びてくれます。
これだと窮屈さで睡眠が妨げられることはなさそうです。

ナンガ

合理的構造で軽量化し、3シーズン対応可能モデル。

ナンガの寝袋には「永久保証」がついてきます。しかも期間限定無しです。

長く使うものなのでこれは非常に嬉しいサービスです。

そしてオーロラシリーズ最大の特徴が表生地が防水・透湿素材を使用している点です。

ダウン寝袋の最大の敵は水分、テントの床からの水の染み込みや朝方の結露などその危機にさらされる機会はとても多いそうです。

通常の寝袋だと「シュラフカバー」というものを使いそれを防ぐわけですが、ナンガのオーロラの場合はそれが不要です。少しでも荷物を減らしたい軽くしたいという私の方向性にぴったりです。

イスカ

春から秋、冬の低山にも対応する最も応用範囲の広い「エアモデル」です。

最後はイスカです。
こちらも表生地には超撥水素材を使用しています。

特徴としては「ショルダーウォーマー」が付いています。

これは温まった空気は上昇して首元から外に逃げていくのですがこれをブロックしてくれます。

首や肩が寒くて眠れないのは辛いのでこの機能は中々良さそうです。

寝袋まとめ

【モンベル】
ダウンハガー 800 #3
【ナンガ】
オーロラライト 450 DX
【イスカ】
エア 450DX
価格30,000円(税抜)39,000円(税抜)38,000円(税抜)
最低使用温度-1℃-5℃-6℃
表生地撥水防水撥水
重さ595g865g840g
収納時大きさφ14×28cmφ14×30cmφ15×36cm
FP800760800
その他特徴ストレッチ生地永久保証ショルダーウォーマー

モンベルの「軽さ」と「価格」には目が行きます。

モンベルとイスカの表生地は「撥水」なのでシェラフカバーが必要となります。
ですのでここに「追加費用」と「重さ」が加わります。

寝袋としての快適性という部分ではモンベルとイスカが有利です。

ナンガには永久保証という他にはないサポートが付くのが魅力です。

最終的に私は好日山荘さんで「オーロラライト 450 SDXLT 好日山荘限定モデル」を購入しました。
理由は同価格でダウンにも「超撥水加工」を施したSHOP限定モデルがあったこと。
ダウンに撥水加工が施されているメリットは身体から出る汗をダウンが吸収せず本来の保温性能が落ちることがないことです。ダウンに撥水加工を施したモデルとして「UDD」があるのですが表生地のテロテロした肌触りが苦手でした。
オーロラテックスの肌触りと防水性能、そしてダウンの撥水加工。まさに良いとこ取りの寝袋です。

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